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まあ座れや、よっこらしょい党

過去話やゲーム話、日記などを書こうかと思います

カテゴリー「日記:中二病の恋心編」の記事一覧

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中二病の恋心 その4

前回からの続き


Iくんに本名とセットでリンクされた俺は、
メールで異議を申し立てた。


ぜろとら「ほ、本名載せちゃったの!?」

Iくん「うん」

ぜろとら「出来れば本名は省いてもらえると・・・」

Iくん「それリンクしてる意味なくない?」

ぜろとら「あんま同級生に見られたくなくてさ」

Iくん「じゃなんで前略作ったのwwwwwww」




ぐう正論である。





そう、Iくんの言っていることは正しい。100%正しいと思う。


そもそも前略プロフィールの使い方というのは、
友達同士で繋がり、プロフィールでお互いを軽く知り、
更にリンクからその人の友達へ・・・といった、
コミュニケーションツールとして使うのが正しいからだ。


それに中学の友好関係の幅などたかが知れており、
前略を教えあう相手となると大抵同級生や先輩後輩ぐらいだろう。


それを俺はプロフィールを自信満々に埋め尽くし、
ジーパンをわざわざ切り落としたあげく、それを同級生に
見られたくないと言っているんだから不思議なのも当然。


ぜろとら「じゃ分かった、現状維持にしよう」


俺はIくんの説得(?)に折れて、そのまま相互リンクを続けた。



そうするとやはり前略プロフィールの力は偉大で、見る見る内に
部活内や友人間、クラスのあちこちに広まっていった。


が、思っていたほどトップ画像のティーダジーパンはイジられず、
むしろ褒めてくれる人も居て気分が良いパターンの方が多かった。
(どこを褒める要素があるかはさておいて)


ある日の放課後の部活中に、前略プロフィールの話になった。
当時俺はバドミントン部だった。

「そういえばぜろとらの前略面白いよな」

ぜろとら「そんなことないよ(満更でもない)」

「誰が見たって面白いもん、別の友人のはめっちゃ
 つまらんけど、お前のは別格よ」

ぜろとら「お前らが見るから面白いだけだろww」

「いやマジで面白いから!じゃあバド部の女子にも見て
 もらおうぜ!判定してもらおう!」


・・・





おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい


オイ!!!!!!!!



いやいやちょっと待て、それは!




と発言する頃には遅かった。


既に部の友人はある女子に声をかけ、俺の所にやって来させた。


Cさん「なんて調べれば出てくるの?」



この時、Iくんがリンク貼ってくれてるよ!とか
言えば良かった。しかしテンパった俺はそんな事
思いつくはずもなく、







ぜろとら「ミ・・・Misfortuneデス・・・」

Cさん「えー何かの英単語!?帰ったら調べてみるね!」









不運だ・・・



だが



これが・・・俺とCさんの出会いだった。



続く

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中二病の恋心 その3

前回からの続き


前略プロフィールをほぼ完成させた俺は、翌日
友人にプロフィールのURLを教えた。

ぜろとら「URLはこれね(メモ帳を渡す)」

友人(以下Iくん)「おお作ったんだ。本名?」

ぜろとら「いやいやそんな訳ないっしょww」

Iくん 「じゃあニックネームみたいな?」

ぜろとら「そう、俺らしい名前だよ。」

そんなたわいもない話をしながら家に帰ると、
まずはyahooメールを確認する。


なぜyahooメールなのかというと、我が家は携帯は
高校生からというルールがあり、だが部活の連絡等で
メールなどは利用したいということで、パソコンで
yahooメールを利用することにしたからだ。


つまり前略プロフィールのティーダのズボンをアップする時、
親父の携帯で写真を撮り、それを自分のyahooメールに
転送するという回りくどい方法を取っていた。


Iくんからの反応が楽しみだった俺はその日yahooメールを
何回も更新した(更新しないと即受信できない)

で、ようやくメールがきた。その内容は





「かっこいいな」





そう、痛いのは俺だけではなかった。
俺ほどの重病患者ではないが、Misfortuneを理解
してくれる奴もいたのだ。

その頃は全く痛さを感じていなかった為、
褒められるのは当然だと思っていた。

メールの会話が弾むにつれて、Iくんが切り出した。


Iくん「『Myリンク』に載せていい?」


リンクとは説明するまでもないとは思うが、連結、つまり
他のウェブページに移動する機能である。
そこに載せれば俺のページにすぐ飛べるということだ。


ぜろとら「いいよ、Iくんのもこっちで載せるわ」

相互リンクというやつだ。既にその時ネットをかじっていた俺は
すぐにリンクがどういうものか理解した。

Misfortuneとして前略で活動している以上、
学校でバレることもない。Iくんのリンクから飛んだところで
俺のページに誰か特定できる要素も全くないからだ。

ネット上だがどうしても嫌な奴には見られたくないという
想いもあり、本名やあだ名登録は避けたのだった。

だからリンクしても問題ないと思った。






だが翌日、なぜか別の友人から声をかけられた。

Sくん「おーぜろとらー前略見たぞ!なんだよあのズボンwwwwwwwww」

Tさん「最近ついてないの?何かあったら相談してね!」




・・・え?

その日頭が真っ白になった俺は、
帰宅すると即Iくんのページを確認した。


そこにはこう書かれていた。





・Misfortune
ぜろとら(本名)の前略




ウソだろ・・・・・・・



続く

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中二病の恋心 その2

前回からの続き


Misfortuneとして前略プロフィールに生を受けた俺は、
着々とプロフィールを更新していった。
 
ツイッターやLINEのように自由に書くというよりかは、
項目が何種類もあってそれを選択するという形だ。


その全てを覚えてはいないが、「名前の由来」とか、
「嗜好品」、「自慢なこと」などがあったと思う。

こういうのはなるべく多く書いたほうがいいと思った俺は、
ほぼ全ての欄を痛々しく埋め尽くした。



ぜろとら「名前の由来か・・・上条当麻から文字ったってのも
     嫌だなあ。『由来なんて無いさ』これにしよう。」

ぜろとら「性格はCool(クール)。これ一択だ。」
     ※(クール)の部分も入れてた

ぜろとら「特技は双剣の鬼人切りの真似だな(モンハン)。」

ぜろとら「今一番やりたいことはザナルカンド
     (FF10の街の名前)に行くこと。」

など、書いてて吊りたくなるようなことばかりを羅列した。


中でも飛び切りにきついのが、「ここだけの話」という項目。


上にもあるが、当時ファイナルファンタジー10に物凄くハマって
おり、主人公の物真似をしたりキャラのセリフを全部覚えたり、
剣技の真似(そこから派生して双剣もやり始めた)もしまくった。

主人公はちなみにこのキャラ
ティーダ。


今見てもかっこいいのだが、これにハマりすぎたせいで最高に
かっこわるい真似をしてしまう羽目になる。


この主人公の服装を見てほしい。ズボンが右足側が七分丈程になっており、
左足側はハーフパンツ丈になっている。

勿論このズボン、ユニ○ロやしま○ら等の衣料販売店で扱っている
わけもなく、ましてや中学生だった俺がネット通販等で取り寄せることは
不可能だ。出来たとしてもおそらく値段はかなり高いだろう。


そこで思いついてしまうわけだ。


無いものは自分で生み出せばいい。




ぜろとら少年はタンスから黒めのジーパンを取り出し、
カッターでごりごりと左足側をハーフパンツサイズにした。


ある種ダメージジーンズである。


そしてあろうことか、プロフィールの「自慢なこと」に、

「ティーダと同じズボンを愛用している」

などと書き込んでしまうのだった。

これだけならまだウソと誤魔化せたのだが、調子に乗った
俺はプロフィール画像をその痛いジーンズにしてしまう。





やりきった感満載で翌日、遂に友人に俺の前略を教えることとなる。


続く

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中二病の恋心 その1

ブログのネタもなかなか思いつかないので、もしもタイムマシンがあったら
真っ先に自分を刺しにいくぐらい気持ち悪い過去話でも書こうと思います。


ここから先はノンフィクションでお送りします。



2008年、春。

当時、少年ぜろとらくんは14歳。学年で言うと中学の2年生。

ネットスラングでは、中二病と呼ばれる時期だ。

中二病とは、思春期の背伸びしがちな行動を指し、
自己愛に満ちた空想や嗜好などを好むという。

まさか本当にかかる奴なんているのか?

と思う人もいるだろうが、実際俺は本気の本気、
300%本気で中二病真っ盛りな時期だった(尚高1ぐらいまで続く)。

というか実際皆かかったことあるよね?あるようん。



ただ、「邪鬼眼が・・・」とかは特に無く、ふと夕焼けを見つめて
10分ぐらいその場に立ち尽くすとか、そっち系だった。
エアギターを弾き歌いながら帰宅したのをご近所に見られたりとかね。
当時は恥ずかしさなど全く無かった。寧ろ気持ちよかった。


話は変わるが、当時「前略プロフィール(今はもう無い)」という、
今で言えばmixiに近い自分のプロフをまとめるサイトがあった。

俺の世代(地域?)では前略プロフィールがめちゃめちゃ流行り、
男子女子共にクラスのほぼ全員が登録してるぐらいには蔓延していた。

もちろん本名を晒す人も居れば、学校でのあだ名で登録する人もいた。
俺は本名を晒すのは到底嫌だったので、あだ名というか
自分で考えた名前をつけることにした。


その頃ライトノベルの「とある魔術の禁書目録」にハマっていて、
まだアニメ化等も決まっていなかった頃だったのでそれを
ヒントに名前を考えた。(被ることも無いだろうと思い)


その名前は・・・






Misfortune

意味:(不運)




よく主人公の上条当麻が「不幸だ・・・」と呟くシーンがあった。
ただ、不幸だと「unhappy」。なんか見栄えが悪いし、
そもそもラノベから丸パクリなんて絶対嫌だと思った。


だから類語でmisfortune・・・いい響きだ。


閃いたと当時思った俺は、この「Misfortune」で
前略プロフィールに登録した。


続く



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ぜろとら
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自己紹介:
ブログ更新ちょっと楽しい

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