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まあ座れや、よっこらしょい党

過去話やゲーム話、日記などを書こうかと思います

カテゴリー「日記:中二病の恋心編」の記事一覧

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中二病の恋心 その9

遅くなってすいません
前回からの続き



中にバドミントンのユニフォームを着つつ、上はパーカー、
下はティーダジーパンというパワーファッションでIくんと対面した。

Iくん「いやいやそれはまずくねwwwwwwwwww」

ぜろとら「なにがよ」

Iくん「いや、え、ちょっと待って頭が追いつかない」

ぜろとら「どうしたんだよ。早く市民コート行こうぜ」

Iくん「待て、3分くれ、俺のスウェット貸してやるから」

ぜろとら「なんでだよ、Cさんにこれ(ティーダジーパン)
     見せる良い機会じゃねーかよ」

Iくん「お前の為だから黙ってスウェット履いてくれ頼むお願い」

ぜろとら「よくわかんねー奴だなぁ・・・」







という当時の俺にとってはありがた迷惑なIくんの説得により
泣く泣くティーダジーパンを置いていくことになった。
(その時はなんで置いていかせたのか本当に理解できなかった)



仮に履いて行ったとしたらこの恋心はここで幕を閉じただろう。
つくづくIくんには感謝しなければならない。




市民コートに着くと、既に女性陣3人は到着していた。


Iくん「遅れてごめん、ちょっと家出る前に色々あって・・・」

ぜろとら「(いや色々ってお前が原因だろ!!)」
※↑コイツが原因です。

Cさん達「ウチらも今着いたとこだしいいよー、早く打とう!」


俺達は女子男子含め2コート借りることにした。
市民コートなので当然普通のお客さんも居るはずなのだが、
朝一で行ったからかほぼ貸し切りのような状態だった。


まずは肩慣らしということで男女別れて軽い試合形式を行う。
Iくんとユニフォーム姿になり打ち合いを始めた。


バドミントンになると痛い俺はどこかへ行く。
純粋にスポーツを楽しむ姿に変わっていく。
(必殺技とかは独自で考え結構言ってた。「燕返し・斬血」とか)
・燕返し・斬血・・・バックハンドを縦に振ること。それだけ。


次はお待ちかね男女混合の打ち合い。すると、


Cさん「ぜろとらこっちで打ち合いお願いー」

ぜろとら「!?!?」


そう、まさか俺とCさんの打ち合いになった。
Iくんは他二人をダブルスで相手に。開幕から最高の展開だ。


ぜろとら「いいぜ、やってやるさ」

Cさんと二人きりのシングルスが始まった。



何度もくどいようで申し訳ないが、当時FF10に染まっていた俺は、
ティーダを自分と重ねていた。
そしてこの頃はCさんをユウナ(メインヒロイン)に重ねるようになっていった。
(だからティーダジーパンを履いてユウナに会いたかった)

 ←ユウナ改めCさん。


バドミントンの打ち合いの方はと言うと、残念ながら男女の力量の差は
存在し、普通に試合をしたら俺が圧倒するという展開になる。
なので俺は「スマッシュ縛り」を設けて試合をすることになった。


すると結構均衡したスコアになり(俺が若干弱いというのもあるが)、
どちらが勝つか分からないデュースまで持ち込んだ。


そこで俺は賭けに出た。



ぜろとら「この勝負もし俺が勝ったら・・・」

Cさん「ジュース1本とか?」

ぜろとら「違う、連れていってやるよ!」

Cさん「どこに?」








ぜろとら「ザナルカンドに!」



マジで言ったからね






続く



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中二病の恋心 その8

前回からの続き



とにかくエロいCDをCさんに貸してしまった俺は、
すぐさまメールでCさんに確認した。


ぜろとら「もうCD聴いちゃった・・・?」

Cさん「聴いたよーemoji

ぜろとら「そ、そっか・・・どうだった?」

Cさん「たまにはV系も悪くないなーって思ったemoji


ん?思ったより全然普通な反応だ。
寧ろIくんが気にしすぎなのでは?と思った俺は、


ぜろとら「だよね!いやー、分かってくれると思ってたんだ!
     特に『冬の幻』がオススメでね!『君を忘れない、
     涙なら流さない、僕の心の中に生きてるから』っていう
     歌詞が共感できて(?)すごい好きなんだ。」

これ


Cさん「へえー、ウチは『少女の祈り』が好きだったなーemoji


などと、意外や意外、全然引かれることもなく寧ろ喜んでくれていた。
Iくんに告げられた突然の不安は、杞憂に過ぎなかったのだ。


その後お互いのCDの話で盛り上がり、返し終わった後日、
更なるラッキーイベントが俺を待ち受けていた。
部活中にCさんからある提案を受けた。


Cさん「ねえ、今度の日曜日、予定ある?」




!?



心臓が飛び出そうだった。まさか意中の人から予定を
聞かれることとなろうとは。
まさかデートのお誘い!?こないだCDの貸し借りからの
カラオケ!?ありえる!!ありえるぞ!!!!!!




ぜろとら「ん、予定?・・・無いけど、どうしたんだ?」


Cさん「女バドのAちゃんとKちゃんと一緒に、市民コート借りて
    練習するんだけど・・・良かったら来てくれない?
    男子の練習相手も欲しいっていうか・・・」




なんだバドか・・・



だが、バドでもなんでもいい、Cさんと学校外で遊べる(?)日が
来ようとは。俺はすぐさま、


ぜろとら「ああ、俺なんかでよければいいよ。確かその日晴れだしな」
※当時は何故か天気を異様に気にしていた。


Cさん「ホント!?良かったー」


今にして思えば、Cさんは俺だから誘ったワケではなく、
単に最近メールを交わしていたため誘いやすかっただけだとは思う。
そんな考えが当時の俺にあるはずもなく、俺はCさんにとって
特別な人間なんだと思うようになった。


だが流石にCさんの他に女子が2人来るとなると、俺一人では
荷が重い。ここは俺がCさんの事を想っているのを知っている
Iくんをすかさずメンバーに加え、市民コートに向かうのであった。


そう、今回は普通であればなんの痛さも無く終わるはずなのである。
普通であれば。


俺は市民コートに行く途中にIくんの家に寄り、二人で向かう約束
をしていた。Iくんがドアを開けると、



Iくん「うわwwwwwwwwwwwえ、お前ウソだろwwwwwwwwwww」


ぜろとら「?」




市民コートで練習をするということは、
当然スポーツ用のユニフォームを着る。ここまではいい。


だがユニフォームは半袖短パン。時期は10月頃だったということで、
当然そのまま行くのでは寒い。


中学のジャージを上から着るというのが鉄板だったのだが、
それだとコンビニなどで気軽に買い物できなかった。
(教師がたまに見回りしてる)


ならばどうするか。





そう。










ティーダジーパンの出番である。



続く

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中二病の恋心 その7

前回からの続き




Cさんを意識し始めた俺は、まずはCさんの前略を
チェックした。(特定も考えたがメールで教えてもらった)


Cさんも結構な項目を埋めていて、それに加えて「Myリンク」
の中に「日記」があった。いわばブログのようなものである。


当時は確か「デコログ」というものが流行っていて(今もある)、
世の女の子達はそこに日常生活の内容を露にしていたのだ。


 これ


Cさんもそれに該当していた。




まあ、ここまで読んでくれた人は
大体想像はつくだろう。俺はもちろん、









書き始めた初日まで遡り読み尽くした。



まずは相手のことをよく知るべきだ、と考えた俺は
Cさんの日記を隅から隅まで網羅した。
(パソコンにお気に入り登録までして)


読んでいくと前略プロフィールの情報+日記の情報で
Cさんの9割を知れた気がした。



共通の話題があるだけでも大分違うと思い、
好きなアーティストの曲もその日に3曲ぐらい覚えた。


何日か経って、俺はCさんに話しかけた。
(クラス、部活共に一緒)←この辺も当時は運命を感じている


ぜろとら「あー、あのさ。俺も最近オレ○ジレ○ジ聴いてんだよね」

Cさん「えっ!ほんとに!?絶対興味ないと思ってたのに」

ぜろとら「興味なんてふと訪れるモンだよ。ところで、アルバムCD
     持ってないかな?もっと知りたくて(キミのコトを)」

Cさん「あるある!いいよー貸したげる!じゃあ明日持ってくるね!
    その代わり、ぜろとらもなんかCD持ってきてよ!」

ぜろとら「えっ、俺が・・・?何でもいいのか?」

Cさん「うん!」



CDの貸し借りか・・・悪くない。
つまりCさんも俺のコトを知りたかったのか?
それなら話は早い。俺はその日家に帰ると即座にCDを探した。


人生で初めて買ったCDは宇多田ヒカルのULTRA BLUE。
前略にもそう書いていた。これを持っていくか。




いや、どうだろう?男性バンドの方がウケはいいんじゃないか?
それに最近は聴かなくなったし、もっと俺がハマっているものを・・・




そうだ、これだ。




Acid Black Cherry(通称ABC)の「BLACK LIST」。

これはJanne Da Arc(月光花など歌っていた)のボーカルの人の
ソロプロジェクトのロックバンドだ。


こじらせていた俺はV系にもハマり、ABCにどっぷりと
浸かっていた時期だった。とにかく曲がカッコいい。
美しい歌声にCさんも酔いしれることだろう。


俺はこれをCさんと貸し借りすることにした。



翌日、CさんとCDの交換をし合い、Iくんと帰路につく。

ぜろとら「今日、CさんとCDを交換したよ」

Iくん「へー。Cさんは予想つくけどお前何渡したの」

ぜろとら「ABCのアルバムだよ」

Iくん「ABCの・・・Acid Black Cherryだっけ?」

ぜろとら「その通り」

Iくん「俺もお前に借りたことあるけど、あれの歌詞
    大丈夫なの?」

ぜろとら「なにが?」

Iくん「いや・・・だって歌詞に『中に出○て』とか
    『言葉のS○X』とか・・・俺が女だったら
    貸した奴と一生関わらない」



ぜろとら「え・・・」






そう、俺は・・・



純真無垢な俺は歌詞の意味を分かっていなかった・・・





続く

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中二病の恋心 その6

前回からの続き



その日、Cさんからメールが返ってきた。
やはり俺が予想から特定したものは
Cさんのメールアドレスで間違っていなかった。





Cさん「見たよー個性的だね!てか、ぜろとらだよね?
    ウチのメアド知ってたっけ?」






あああああああああああああああああああアアアアアアアア!?






そう、こうなることは小学生でも分かる。
その時の俺は全く解かっていなかったわけだが。


どうしよう、あなたの反応が早く見たかったから
他の人のアド変メールから予想して特定したなどと
言えるはずもない。言ったその日にはときメモでいう
爆弾が学年の女子全員に付くことになる。


俺は無い頭を捻った。そう、こういう時は・・・


ぜろとら「(個性的だねに対して)ありがとう!!メアドはIくんから
     教えてもらったんだ!突然送って、ゴメンね」


と、何とかその場を紳士的にやり過ごすことが出来た。ごめんIくん。
Cさんもそれに納得してくれたようだ。仮にIくんがCさんのメアドを
知らなかったとしたらと思うとゾっとする。


その後Cさんとしばらくメールでの話が続いた。

Cさん「今日の部活、疲れたねemoji

ぜろとら「そうかな?今日は天気も味方してくれて楽だったような」
※バドミントンなので当然室内です。


Cさん「まあ良い天気だったけどemoji新しいメニューに慣れないだけかもemoji

ぜろとら「人間としてこれから成長していきたいねemoji
※誰もそんな話はしていません。


Cさん「そうだねemojiこれから部活終わりにメールしてもイイemoji

ぜろとら「ああ、いいよ。待ってる。」



などと、主に俺が原因でちぐはぐな会話を続けた。


やはり当時から女の子との交流が少なかった俺は、
部活終わりに部内の女の子とメールを交わしているという事に
ご満悦だった。しかも自分から行動を起こした(予想からの特定)
のが実った為、余計に嬉しかったのだろう。


翌日、登校中にIくんにふと問いかけた。


ぜろとら「なあ、Cさんって彼氏いるのかな」

Iくん「んーどうだろう、どうして?」

ぜろとら「いや、もしかしたら・・・

     俺に気があるのかもしれないな、なんてさ」

Iくん「きもwwwwwww」




そう、俺は昨晩のメールのやり取りで・・・




Cさんを意識し始めるようになった。



続く


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中二病の恋心 その5

前回からの続き



MisfortuneとしてCさんに名乗った俺は、部活から帰宅すると
即自分の前略プロフィールをチェックした。


Cさんは結構人気者で、そのCさんからこの
ジーパンが部の皆に拡散される事を恐れたのだ。

初めの方は全く痛々しさは感じていなかったのだが、
Iくんから飛んできた人達からの声で、少しずつ
これはおかしいのかもなと思うようになっていった。



俺は遂にこのプロフィール画像を差し替えた。





この男に。


誰?と思う人も少なくはないだろうから紹介しておこう。
この男は「トレイン=ハートネット」。

ジャンプ漫画「BLACKCAT」の主人公である。


ゲームのドハマり部門はFF10だったのだが、
当時漫画ドハマり部門第一位はBLACKCATだった。

好きなセリフは




「不吉を届けに来たぜ」

「飼い猫でも野良猫でも、猫は”自由"に生きるモンだぜ」





上条当麻の「不幸だ・・・」とかトレインの「不吉」とか
そういうワードに酔いしれていた時期である。

今となっては酔いしれていたことが不幸である。


尚トレインも、後々ティーダ並に影響することとなる。
(影響するキャラクターは20ぐらいいる)


ジーパンよりかはマシなんじゃないかと思い、プロフィールを
トレインに変更した。当たり障りのない感じだ。


今思えばプロフィール画像を設定しなければ良いじゃないかと思うが、
何だろう、自己顕示欲とでも言うべきか。とにかく自分を象徴する
何かが欲しい年齢だった。


で、普通なら後日Cさんの反応を伺うだろう。
だが当時の俺は全く予想外の展開を広げていく。




「アドレス変更のメール」をご存知だろうか。
 

今はLINEが主流になりつつある為知らない人の為に書いておこう。
その名の通り、自分のメールアドレスを変更した際、それを伝える為
電話帳に登録されている人達にメールを一斉送信する。

「2年8組のすずきですー アド変しました!登録よろしく」 
みたいな感じで自己紹介も兼ねて。

大体一斉送信できる数が限られていて、ガラケーだと5件程だったと
記憶している。前にも書いたが我が家は携帯は高校から。yahooメールで
アド変メールを受信していたワケだ。

アド変メールは一斉送信する都合上、受信した側にも残りの送信された
人達のメールアドレスが表示される仕組みだった。


頭が働いたぜろとら少年はそこでいらない博打をかける。


俺はCさんと仲が良い人達のアドレス変更メールを漁った。
そして俺以外に受信した人達のメールアドレスを確認した。

なぜそうしたか。答えは明白。「Cさんの反応をいち早く知るため」である。


だがCさんのメールアドレスを知っていたワケではない。
ならどうするか。そう、「予想からの特定」だ。

中学生の考えるメールアドレスなど大抵、自分の名前+誕生日+好きなアーティスト、
などで構成されているパターンが多かった。俺もそうだったが。


なんとCさんはそれに当てはまったメールアドレスだったのだ。
今考えると俺の行動は反吐が出るほど気持ち悪い。

俺はCさんであろうメールアドレス宛に、






「俺の前略・・・どうかな?」






と送ってしまったのだった。

続く

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ぜろとら
性別:
男性
自己紹介:
ブログ更新ちょっと楽しい

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